2007年08月14日

感想文集

今年度の演劇大学参加者(役者として参加した皆さん)に、成果や感想を尋ねてみました。 

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(1) 演劇大学に参加して体験したこと・考えたこと

☆感覚や勢いで進めるのではなく、言葉で理論的に整理することも可能で必要な手段であること強く思いました。講師の皆様に感謝です。自分の普段の感覚はフラットな状態でいつも持ち続けていようと思いました。
☆表現の奥深さ。人は臆病な生き物なんだって事と、共有する喜びとそれ以上の悲しみ。
☆体験したこととしては、脚本に真剣に向かい合う姿勢と感情で芝居をしないために必要なこと、です。考えたこととしては、芝居の奥の深さについてです、個人的に。芝居をすること、役者であることについて考えました、個人的に。
☆ワークショップへは初めて参加しました。長年演劇に触れてきましたが、「習う」としての演劇は初めてで(ベケツトの「クワット」をテキストに使用し)ひかれた線の上を一定の法則で歩くことを、全体のバランスを崩したらどうしようかと心配しながら行いました。普段使わない筋肉や脳をたくさん使って、若返った気がしました。
☆今まで感じてきたのとは違う種類の『面白さ』を感じました。今回体験した(羊屋×若菜ゼミの)ビューポイントは底がなくて、どこまでも深くて、何と言葉にしたら良いのか、やっている最中のあの気持ち良い集中力というか、あの感覚が本当に面白かったです。面白いという言葉は適当ではない気もしますが…とても面白い体験をしました。
☆一つの症状(できないこと)に対しての改善方法というのは一つではなく、また、その一つもどんどん掘り下げたり噛み砕いたりして処方することができることを体験した。
☆自分が参加したゼミ内でも、見学に行った他のゼミでも、「意識」について考えることになった。演技している中で、どこに意識を持っているのか、向けるのか、どれだけ素直に反応するのか、とても難しかったけど、新しい発見で、とても重要なことだと思った。
☆俳優がどう言葉を発しているのかということの「しくみ」を突っ込んで考えるということをしました。俳優は具体的な作業をするものなので、イメージを強くする必要があります。でもこのことは、独創的だったり、イメージの居場所を変えていくのではなく、イメージの面積を広げていく作業のことで、イメージがちゃんと体の中を走っているかどうか、イメージにぶらさがり言葉から離れることができているかどうかにとことんこだわる必要性を、そうそう、そうだよなと改めて噛み締めました。また、そのことを俳優と演出家との間で確認しながら進めていくことの重要性を再認識し、体験することができました。俳優のもつイメージをお客さんが想像して楽しめることが演劇にとってなくてはならないことなんだと改めて思いました。


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(2) 参加しての自分自身の成果や課題

☆たくさんの演劇人と知り合えたことが、成果です。
☆何が成長出来たか今の時点では解らないけどまだ自分は本当の優しさを理解してない。ただ答えを見つけようとせず、ぼんやりと感じたモノを大切にしたい。
☆今年がじめてでしたのでおそるおそる参加しましたが、参加(挑戦)することで得られることが沢山あることを体験しました。これが成果です。
☆方法によっては今まで出なかった力も出ることを知った。
☆普段稽古で気にしている課題を講師の岡田さん、ゼミ生の渡辺さんが明確に伝えてくれました。いちいち自分自身の中でしっくりきて、とてもとてもおもしろい日々でした。
☆演出家のためのワークショップだったので、少し客観的にその場にいられたのがよかったですし、芝居をする上で何を本質として稽古をすすめていくのか、演出家と役者、両者で理解しておかなければいけないですし、理解しあおうとすることの重要性など、これからの自分たちの作品づくりに役立つことばかりでした。作品を作ることがとても楽しみでしかたありません。とはいっても地道にですね。
☆「日常生活でこんな言葉使わねえよ!」ってセリフでも、きちんとイメージを持って、リアリズムをふまえて言えるようにならなければいけないことを学んだ。「イメージを保持したまま最後まで演技し通さなければならない」ということを学んだ。
☆全ての部分に力を入れすぎたりエネルギーを大量消費していたりしていたことに気がついた。☆「体の不自由さ」があるので、それを克服することが大切。セリフと段取りに気を取られていると、頭と体の動きが別々になってしまっていることは実感出来た。イメージを支える軸足をしっかりさせることが大切だと感じた。
☆お芝居を始めた頃に突き当たったテーマを、改めて確認する機会になりました。まだ消化不良ですが、今後に大きな影響を与えてくれることと思います。
☆今回学んだことは第一歩であって、俳優の仕事としてやるべきことはまだまだたくさんあることを忘れちゃいけないなと思っています。
☆(羊屋×伊藤若菜クラスで行った)ビューポイントをやっている最中の体は決して力むこと無く、ソフトフォーカスで広く周りを意識し、周りも私を意識している、丁寧に意識し合っているのがわかるあの感じました。それを今後の舞台に生かしたいです。特に私の演技は力みがちなので、力まずに自然な状態で舞台に立ち、周りのことも広く意識できるようになる、というのを今後の課題にしたいです。
もっと考えなければならないということ、色々な角度からのアプローチをしていくことの大切さを感じました。これからの大きな課題としていきたいです。
☆意識が一本しかないことを克服!自分の意識が向くことに正直に、正直に、素直に素直に反応できたい。
☆清水ゼミで題材にした「クウァッド」は結局なんだかわからないテキストでしたが、実際にやってみると意外と難しく、それゆえに演じる(?)ことに集中できる作品でした。
☆正直言って地味〜な演技はつまらなくて「大げさに動きたいー」とずっと考えてしまっていた。エネルギーが余ってしまっているのを感じたので、息を吐ききるのと同じように一本でエネルギーを出しきってしまうのがよいのではないだろうかと考えた。 


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(3) 全体の感想など

☆あたしは参加して自分がへたくそだなぁ〜っとたくさん実感しました。
悔しさ半面、頑張るんだ〜っともすごく思えた期間でした。自分は所属する劇団以外の人や演出さんやお芝居のことを知らなかったので、演劇大学でいろんな人を見て話して、新しいことを知れてたくさんの良い刺激になったと思います。自分がもってる嫌な部分汚い部分ともすごくむきあえた大学で、うまくなることにすごく繋がったように思えました。とても楽しかったです。
1週間、本当にありがとうございました。今後も真剣に楽しく芝居をしていきたいと思っています。
☆演出家同士の横のつながりが持てたり、演出家の苦悩を間近で見れるのはとても面白く、俳優としても心に余裕が持てます。
☆みんな熱心で、初めてお会いした方々ばかりなのに凄く真剣に話し会えた。
☆それぞれの課題が明確にあって、演出と俳優が一丸となってクリアしていこうという姿勢が随所に感じられて、そこがとても気持ちよく感じました。
☆毎日新しいことを体験して、緊張もすごかったけど楽しかったです。今日はどうなるんだ?という楽しさでした。
☆普段の稽古ではその時の作品ややり方、演出家と役者の双方の感じ方や意見のやりとりをなかなか出来ないので、貴重な時間になったと思っています。
☆見学者がいたり、他の劇団の俳優さんと一緒に演技を出来たことは新鮮な刺激になりました。
☆ほかのチームの稽古を見学させてもらうことで、一度にたくさんの演出家・役者のみなさんのようすを拝見することができたので、とても貴重な経験になりました。
☆日常とは離れた芝居漬けの時間、普段の生活では使わない部分の脳(?)を使ってる感覚、そして久しぶりの大学生&札幌人生活を体験しました。
☆第1線で活躍している方々と実際に芝居について語り合えるなんて、なんて優雅なひと時だったのか、と感じました。
☆期間中、自分の今まで知らなかった面も見れました。他人の知らなかった面、意外な面も見れました。
☆スピードはとっても遅かったと思いますが、濃い感じがしました。自分の劇団で次の作品の取り組みたい!という気持ちが更に湧いてきました。
☆シンポジウムで札幌の演劇がぬるいとの意見がありましたが、今回参加して自分自身のぬるさを具合いが悪くなるくらい痛感しました。
☆自分の演劇観を大事にするのも大切だけど、それならなおさらこういう機会に飛び込んでいく芝居をやってる人が増えればいいなぁと思います。札幌の俳優の演劇への関心がうすいということも浮き彫りになった気がします。☆ワークショップで学んだことをショーイングで忠実に行おうとしましたが、客観的に観るとつまらないといわれました。身体の内で生まれた光を大切に大きくしていゆく過程です。まだ5日目に表現する物が、つまらなくて良いと僕は思います。もっとデキル人なら5日目でもすぐにできるのかもしれませんが、僕はあの舞台に立ったことだけで精一杯でした。
☆学んでいる事を楽しんでいました。環境が良くて、その流れに流されてました。自分自身に毎日課題を与えて悩み、授業に臨めばもっと成果が出たのではと後悔してます。


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(4) 劇大学への要望など

☆ずっと素晴らしい演劇大学を続けて下さい
☆役者に、力(いろんな意味で)を与えるワークショップを期待しています。
☆今回の演出ワークショップは、参加俳優にとっても大変刺激的で、次につながっていくようなものに感じられました。次回もこのようなタイプのワークショップがあるといいなあ、と思います。
☆もうすこし参加費が高くてもいいと思いました。参加者としては助かりますが、それ以上の価値があると思いました。
☆ライフスタイルのせいで参加できる時間が限られるので、昼間のゼミは残してもらいたい。
☆平行して役者のWSなども行うのはいかがでしょうか。また、「昨今の演劇事情」の講義なども聞いてみたい。
☆来年の大学の情報をメールで欲しいです。
☆今回6クラスありましたが、仕事をもっているとやはり1クラス受けるのが精一杯でした。他のクラスも受けたかったのが正直なところです。その辺がどうにかなったら嬉しいです。
☆今後も講師の皆さんをお呼びし、いずれは作品を一緒に作り、公演をしたいです。ですので、長いスパンで考えて、とびとびでも何ヶ月か継続して参加するというワークショップだといいなと思います。
☆少し残念なことに、講師とゼミ生(演出)のやりとりの時間が参加者としてはわりととぼんやりとした時間になっていたような気がします。演出家にとっては有益な場面でも、それが必ずしも参加者(俳優)にとって有益な場面であったかは疑問が残る場面もありました。
☆ショウイングの方法はもう少し整えた上で実行されるべきではと思いました。「なーなー」な内輪向けのような気がします。お客さんもいるのだし。ショウイングの方法、または事前に提示する方法を考えた方がいいと思います。



担当:渡辺豪


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posted by sapporo at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年/感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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