2007年07月25日

7月24日(火) 羊屋×橋口クラス レポート

文・弦巻啓太(弦巻楽団)

先ず与えられたテキストについて受講生達が研究発表。聞きながら想像すると、このクラスは古代の神話の文章をテキストにしているようだ。それを元に「物語」としての形・可能性、何でも考えたこと、思ったことを発表してゆく。
「女性の起源」についての文章で、話題は性差、セックス/ジェンダー、男性が語る伝承についてと推移してゆく。
これからこのクラスはこの「文章」を作品にしていくらしい。こんこんと話していく中で、参加者のその文章への「見解」が重なっていく。一致する部分/重ならない部分を探りながら、作品づくりに向けての「スタンス」を共有しようとしてゆく。一時間話し合って、再び体を温める。

休憩後、参加者の一人の指導によりヨガ。
体の仕組みについて様々な発見をしていく。昨日(初日)のワークショップを覗いた時は、思い思いに動いてゆく稽古をしていた。思い思いに動き/コピーし/移動することでアンサンブルが浮かんで来る。リズムが出て来る。
合図ではなく、お互いの存在を感じとろうということか…、と思う。

ヨガでじっくり呼吸を整えて、昨日の試みの発展。「ソフト・フォーカス」(と言うらしい)を応用して、お互いの存在を感じながら、“生活”してみる。
部屋を1DKぐらいの大きさに設定し、ビニールテープで区切っていく。特に「設定」を作らずに3人チームで動いてみる。動きながら台詞を使わずに自然に浮かび上がる関係性を立ち上げていこう、となり、トライ。
特に考えずに即興で動いても、いつの間にか立場や関係性が見えてくる。朝・昼・夜と、時を動かし、10分以上ゆったりとやって、考察。
見てる人が意見を言っていく。橋口さん、羊屋さんから提案。気をつけるポイントが提案されていく。
面白いのは、見てる人が感じた「関係性」が、あまり変わらないところだ。彼と彼女は「姉と弟」、彼は「部屋の主」等々。ただ、やってる方はそんなに意識してた訳ではないのがまた不思議だ。
「言葉で説明しない方が、存在を大きく感じる」との言葉が出る。
チームやメンバーを替えて繰り返す。
後半、二項対立について説明があり、考察。そして実演として「昼」と「夜」をテーマにディベート。
その後、再び「生活」してみるにトライ。

空間にどう存在するか?というアプローチが続く。
最後まで見られずに弦巻は自分の稽古の為、中座。
明日にはどうなってるかな?

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7月24日(火) 青井×槙クラスレポート2

文・鈴木健治(ボランティアスタッフ)




 今日は昨日の感想から入りました。青井先生 槙さん 役者5名 見学者は最大で9名いました。


昨日の感想では、普段の芝居とは質が違うという感想をもった俳優さんもいらしゃった。


槙さんは「いかに自分の言葉としてセリフをしゃべる事ができるのか?」という事を話していました。


そして、本読みに入りました。本格的に始まった気がしました。





登場人物に二人の女性がいるんですが、青井先生いわく 山の手だけど決して気取らない、そして品がある。
下町ではないという解説をしてくれました。

かなりの昔の東京弁だから、役者の方がセリフを読むのに苦労しておられました。


昨日はマイズナーテクニックについて全くわからなかったのですが、今日の先生の説明で少しはわかりました。
そのテクニックのなかでレペテションという技法があるのだそうですが、繰り返し言葉をいう練習方だそうです。

今日のゼミでは二人で行っていました。ある言葉を発し、その言葉に反応し、同じ言葉を永遠に繰り返していく
という技法みたいです。でもこれは、マイズナーテクニックの10分の1位にしか当たらないみたいです。

わかりやすく説明すると





A あなたはきれいだ。 これにBEが反応して、 BEあなたはきれいだ。 これにAが反応して Aあなたはきれいだ。





という事を繰り返して、直前の言葉に反応していくといものだそうです。




それはできるだけ微細な刺激で反応するためのシステムだそうで、説明を受けてすごく納得しました。




その後は、槙さんと青井先生は演技の上での感情について話してました。


青井先生は普段でも、例え結婚式でもお葬式でも感情は先行しない。


だから、演技でも感情は先行しない。


感情は後払い 先に感情を置いたら駄目とタキザワ先生という方がおしゃってたそうです。


そして感情は客払いとも言ってたそうです。





後、余談になるのですが 学校の成績が悪くても男子はいい役者になるそうです。育った環境が悪くても跳ね返せるそうです。
と青井先生が冗談だけどマジとおしゃってました。

じゃあ女子は?と気になる方もいるとおもいますが、あえて書きません。ご想像にお任せします。





そして、本読みした中からどの部分をやるか決めて、槙さんは俳優の感覚でやって修正したいと話し、
それに対し青井先生は感覚だけじゃ難しい。文体を理解しなくてはいけないから。というやりとりがありました。
終了予定時刻の22時を回っても稽古は続いてました。




今日も、青井先生の演技の知識の話に圧倒されました。


仮の話ですが、私が先生の付き人、もしくは弟子いりしても先生の知識に追いつくことは生きている間に可能なのだろうか?なんて考えが浮かびました。


付き人 弟子入りは空想の話ですよ。





明日も青井先生の話が楽しみです!!
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7月24日(火) 青井×槙クラス レポート

文・五十嵐宣勝(ボランティアスタッフ)



青井ゼミ・槙クラス2日目

今回の槙クラスのテーマは”いかにして自分の言葉でセリフをしゃべるか”。

昔のテクストを用いて”いかにしゃべるか””演劇チックになりがちなのをいかにリアルに見せるか”についての研究です。



用意されたテクストは田中澄江「水のほとりの女」。

配布の後に受講生で読み合わせをするも、現代劇では使われていないその文体・言葉に苦戦。青井さんの本作品の背景やこのテクストで用いられている「気取っていない山の手言葉」の解説に受講者もテクストの世界への手掛かりを何となくつかんだ様子でした。



読み合わせ終了後、

槙さんから「感情を演じることは間違っているのではないか」との発言に、

青井さんは「何かの引き金があってこそ感情が生まれる」のであり、

「俳優は”感情以外のあらゆる要素=行動”を計算していくのだ」と回答。

そのためには、このセリフが書かれた意図を先まで見えている必要があり、

その気持ちをどう掘り起こすかは演出と俳優のテクストの読み取り、

テクストの分析・分解をしていかなければならない、と例示をもってお話になっていました。



休憩ののち、槙さんからの提案で、槙さんがワークショップでやっているメソッドを実践してみることに。受講生が「やりたいことをやる」という自由な感覚で発してみる、その判断は自らが常に行っていく、という槙さんのメソッド。

音段階では自由に発することができるものの、

音をセリフに代えてみると、どうもテクストの「字面」に拘束される受講生。

青井さんから、自分のニュアンスに囚われているという指摘ののち、

言葉の本体とはどういうものか、揺るがないニュアンスとは何か、を見つけるために、

青井さんご自身のワークショップで実践されている、複雑なこと・他の要素を付加したテクスト読みの提案があったところで本日は終了。



終了後しばらく思案したのち、何か思いついたような表情の槙さん。

どういう方法で受講生の言葉を、そして概念を解体していくのか、

その先にある表現はどのようなものなのか、

そしてちずさんの「コンカリの床の雑巾がけがいいな」という願いを受け入れるのか、

明日からのワークショップが楽しみです。



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7月23日(月) 青井×すがのゼミレポート

鈴木 健治(ボランティアスタッフ)




 まずは、30分くらい青井先生の演劇の歴史の話から始まった。歴史という言葉が適切かどうかはわからないが。


 専門知識があまりにもない自分にとっては、話に所どころついてはいけなかったのだが、マイズナー・テクニックについての
話。そして、そのテクニックが意識されていないのに組み込まれているという演劇があるという話があり、青井先生の話で自分が一番印象に残っているのは、一つの方法に縛られたくない、そして、せっかく日本といういい加減な国にいるのだから、それを上手く活用するという話。海外研修の話では、女性に多いそうだが、一人の優秀な先生だけをみつけて帰ってくるので、それはもったいないという話。もっと、広く色々と身につけてくるべきだという意見。




翻訳の話もされていた。





1 昨日 恋をした      駅でバスを 降りると


      一目惚れをした





2 昨日 駅でバスを 降りると  恋をした


                   一目惚した





1のセリフの様に訳した方がわかりやすいし伝わりやすいという話。 なるほどっと思った。





その後演劇のビデオを一時間位観る。


その後一時間位は他のゼミも見学してまわった。





 帰ってくると青井先生は、「稽古初日は台詞は完全に覚えてなくていいから、自分の事を3時間くらいしゃべれればいい」とか、「
稽古しながら台詞を完全にしていけばいい」という話をしていた。例えば、「朝日は美しい」という台詞を、最初は「朝日がきれいだ」みたいな感じでもいいと言われていた。

 とにかく青井先生の知識の深さにはおどかされた。ポール・ニューマンやメリル・ストリープなど普通に有名な俳優の話も出てくる
し、歌舞伎の話もでてくる。大学の演劇学部の講義などうけるとこのような感じなかなと勝手に想像した。

 これから、どのような展開になっていくのかが楽しみだ。




posted by sapporo at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年/青井ゼミ・レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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