2007年07月24日

7月23日 岡田×渡辺クラス&羊屋×伊藤クラス レポート

文・五十嵐宣勝(ボランティアスタッフ)





岡田ゼミ・渡辺クラスは3日目。

早速テキストを読むところから始まります。



ゼミでは



まず絵(イメージ)を持つこと

そしてその絵(イメージ)と関係を継続していくこと



この2点についての反復で3時間が経過していました。



岡田さんの「絵との関係を継続していくことがいちばん辛いこと」

「演出は役者が本当に絵と関係し続けいているかを疑っていく」という言葉に

渡辺さん、また渡辺クラスの受講生の方も



自分の持っている絵はどんなものなのか

またそれを持ち続けられているのか

その絵とセリフはどのような関係にあるのか



を考え、悩んでいたように見えました。



最終日の明日、光は見えてくるのでしょうか。





パトス・ホールでの羊屋ゼミ・伊藤クラスの初日。

まずはウォーミングアップから。

羊屋さんの指示に最初は動きがぎこちなかった参加者も

しばらくやっていくうちにスムーズになっていきました。



参加者が羊屋さんの指示に従ってホール内を歩いていきます。

動作に関するいろいろなルールが加えられていきます。

伊藤クラスでは対話への土台作りというのがひとつのテーマになっています。

参加者が他者の動作を拾うことで、そのイメージを交感していく。

また拾わないという交感の仕方。

ディスカッションでは自らの交感の仕方、

イメージが交感できた嬉しさなどについて

活発な議論がなされていました。



最後に今回使用するテキストが渡されました。

明日は言葉も加えたイメージの交感をしていくそうです。

どんな展開になるのか楽しみです。

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7月23日 岡田×清水クラス レポート

文・弦巻啓太(弦巻楽団)



いよいよ始まった07年の演劇大学。

札幌の演出家が、東京の演出家の方法論を学びながら作品作りを目指す。

札幌の演劇シーンの活性化…につながるかは置いといて、

参加者や演劇に携わるものにとっては(末席に噛り付いてる僕のような人間にも)

とても面白いものになるだろう。

受け継がれてく物が少ない札幌にとっては、貴重な機会だ。



このクラスは今日で2回目、既にみな顔なじみになってきてるようだ。

使用するテキストは清水さんが選んだベケットの戯曲。

ただ、初めに清水さんから

「三日間ひたすら歩こうと思う。」という言葉。

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その言葉に沿って歩く作業が始まる。

どうやら『クワッド』と言う作品で、正方形の図形を決められた歩数で歩く作品。

受講生は8人。

それぞれ決められた順路で歩き出す。

ルールに沿って歩く人を増やしていく。



途中で岡田さんから意見や提案が出る。

どうやらこの前日に出た、岡田さんの話した中身について。

弦巻は聞いてないので勿論分からない。

ただ、この戯曲やワークショップの「目的」(様々な次元での)について話している

ようだ。



ここまで見て、人の体は履歴書だ、という感想を思う。

歩き方にその人のいろんなものが出てる。面白い。

普段から体を意識してる人、

訓練されてる人、

意識しないようにしてる人(それは意識だけど)、



休憩をはさんで試行錯誤が始まる。

歩くテンポとピアノを挟む。(本当は打楽器にしたいようだ)

なかなかテンポが揃わない。

テンポキープする難しさにみな苦労してる。

また、コースや複雑な『クワッド』のルールに四苦八苦している。

なかなかヤキ・リーベツァイト(ドラマー。同じテンポで何時間も演奏した・…らし

い)のようには行かない。



なかなか上手い形が見出せぬまま終了。

岡田さんが「コレ(この試み)は一旦ここで終了ですね。」

清水さんも「一日考えてくる」とのこと。

翌日からはまた新しい試みがなされるようだ。

大学らしくなってきた。


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交流会の様子・・・・・・無防備な背中がいっぱい

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文・脇野定則(ボランティアスタッフ)

 7/22夕刻、演劇大学の開校式(本当は昨日から開校されているのだけれど)を兼ねた交流会が開始された。
 6つのテーブルを取り巻くように椅子が並べられ、正面には「我が家では憧れの対象」の大画面液晶テレビと、マイクスタンドが3本。
 三々五々、集まっていらっしゃる参加者の方々。ざわざわとした空気が徐々に拡大していく。そして、最後にすがの公氏が到着して交流会が始まった。
「学長」羊屋白玉氏をはじめとする「偉い」方々の挨拶から始まった交流会だが、「ゼミ長」清水友陽氏から、実は交流会が三部構成であることが伝えられる。
 酒が開けられた直後「第一部 講師の方々にご自分のお仕事を語っていただこう」が始まる。
羊屋白玉氏、岡田利規氏、青井陽治氏の順で講話が進められていく。

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皆の手は止まったまま・・・おいおい、こんな状況になるなら、ビールを開けちゃいかんだろう、生ぬるくなるやろ。そんなことを呟きたくなる光景である。
 講話は合計で1時間近く続く・・・ビールはぬるくなる。
 上司の乾杯の挨拶ではないので、誰も「早く終われ」なんて思いもせずに、講師を凝視。
 みーんな、背中が無防備。
 でも、生徒たちの意識や興味が各自でばらばらなのもよく分かる。興味が強い部分がくると、皆、身を乗り出したり、背中に力が入ったりするんだけれど、その部分が各自ばらばらなのだ。しかも、みんな背中が無防備なので、その変化がよく分かる。
 この傾向は、「第三部 各クラスでは、こんなことをやるよ」になるとますます強くなる。
 「第二部 歓談の時間」が功を奏したこともあり、全体の空気から硬さが取れ、その分集中力は上がってしまったようだった。
 「羊屋白玉氏、橋口幸絵氏、伊藤若菜氏」「岡田利規氏、清水友陽氏、渡辺豪氏」「青井陽治氏、槙文彦氏、すがの公氏」の組み合わせで、今大学で展開されていくゼミの概要が説明されていくのだが、各ゼミの見据えた先が違うのである。
 乱暴に各々のテーマをまとめてしまえば、羊屋ゼミは「今の見つめなおし」、岡田ゼミはベケットをテキストにして「言葉への見つめなおし」、青井ゼミは「戯曲の奔流の見つめなおし」といった所だろうか。しかも、アプローチの仕方が教室によって好対照なのである。本当に、うまく振り分けたのものだなと脱帽である。
 正直、全部見て回りたいと思った。

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各クラスの生徒たちが、どんな成果を作り上げていくのか。その結果よりも、過程を見てみたいと思った。
 第三部が終わると、第二部に舞い戻る。
 もうこの時期なると、皆、あつい。本当にテンションが高い。各所で、いろいろな話題で盛り上がっている。しかも、酔っているのに、まともな議論をしている。でも、酔っていないと恥ずかしくて出来ないような議題のものも混ざっている(素面になって後悔しないといいけれど・・・若いっていいな)。
 結局、予定時刻を大幅にオーバーして交流会は終了した。
 すでに私の目はレポーターではなくて、観察者のそれになっている。目の前にいるのは、観察すべき対象でしかない、そんな気がしてきた。
 退屈しない1週間がやってきた、そんな気がした。

・・・それにしても、撤収作業の手際のよさ、さすがは慣れていらっしゃいますね。

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posted by sapporo at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年/交流会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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