2007年07月17日

岡田ゼミ清水クラス事前ミーティング

7月13日に講師の岡田さんとに清水友陽よる事前ミーティングが行われました。その模様をお伝えいたします。



P7130.JPG

文:清水友陽

場所/急な坂スタジオ
時間/13時から
参加者/岡田さん、渡辺さん、清水





岡田さんが話してくださった内容は
渡辺さんの報告が詳しいので
そちらにおまかせです。

○コトバとカラダの関係性
○岡田さんの考えるリアリズムについて

ということを聞かせていただきました。





岡田さんチームは
渡辺さんも清水もベケットを使うことにしました。

渡辺さんは「行ったり来たり」という戯曲

僕は「クワッド」というベケットのテレビ作品を使おうかと思います。
1984年にかかれた作品で
俳優たちは□の中に×を書いたコースを
ただリズムにあわせて歩くという内容です。
台詞はありません。





僕は最近
戯曲はスポーツのルールブックのようなものだと考えている
ということを岡田さんに話しをしました。
この「クワッド」は説明すると子どもでも出来そうなルールが
描かれているのです。

なので
この作品を選びました。

では
俳優はどうやってこの一歩を役として歩き出すのか
ということを5日間かけて考えていけたらよいと思います。

岡田さんは
実際に先日この「クワッド」の映像化された作品を
ご覧になってきたようで
その話しも聞けたらいいなと思います。

また
今年の3月に岡田さんが演出した
ベケットのラジオ作品「カスカンド」の映像も
ワークショップ中にみせてくださるそうです。

「音声作品が演劇として成立すること」
これは
岡田さんのおっしゃった
コトバとカラダの関係性に繋がるのではないかなあ
それは
文学から独立したものとしてのあり方なのだと
岡田さんはおっしゃってました。

僕は
今回のワークショップで
作品として「クワッド」を成立させるつもりはなく
ただ
前提としては
「これを作品化するならば」ということは考えますが
その過程がショウイングで発表できればと思っています。





実際のワークショップの流れですが
岡田さんと相談して
僕が「クワッド」を作品化するための稽古の仮説を立てていく。
その仮説というのは何でもよくて
話しができるきっかけになればよいのだから
間違っていても何でもよいのだと
岡田さんはアドバイスしてくださったのですが
そこで
俳優も含めて
現場で話しが出来ればよいなと思います。





「クワッド」は台詞が出てこないので
岡田さんのおっしゃる
コトバとカラダの関係を考えるのに
適していないのではないでしょうか
という質問をしたのですが
コトバとは
音声言語のことを言っているのではない
というお話しを聞いて
そうだよなと安心しました。

渡辺さんも書いていますが
「テキストのコトバひとつひとつを
真剣に考えていかなければならない」
ということで
じゃあ
きっとこの「クワッド」というテキストでは
例えば歩いたりすることが
コトバに置き換えられるわけで
やはり
どうやって歩き出すのか

今とても大切なことなのではないかと考えています。

以上
ご報告でした。

しみず
posted by sapporo at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年/岡田ゼミ・レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

岡田ゼミ渡辺クラス事前ミーティング

7月13日に講師の岡田さんとに渡辺豪よる事前ミーティングが行われました。その模様をお伝えいたします。



070713_1243~0002.jpg

文:渡辺豪

☆場所:横浜市急な坂スタジオ
 
☆参加者:岡田さん、清水、渡辺
 
☆お話の内容

(1)岡田さんが話してくれたこと

岡田さんから
身体と言語の関係性について
お話をお聞きしました。
リアリズムについてお話を聞きました。
リアリズムとは、
「こんな体の動きでこんな風に話したからリアリズムなのダ」
ってことではなく、
メカニズムとして、そこに存在するものらしいと
お話ししてくれました。
たとえるならば、OSみたいなもの。
お芝居のOSって、なんだろ
と、考えていたら、
「身体と言語の関係性」に関連する
と、ご説明いただきました。
 
・・・さらに、深く難しい話になってしまった。
僕のあたまの中のOSはパンク寸前です。
 
絵画には、「印象派」や「写実主義」がありますね、
と、岡田さん。
それらが、絵画のOSみたいなものですよね、
と、岡田さん。
演劇においては、
リアリズム以外に、そんなOSは存在するのか?と
考えているのですと
岡田さんは、話されていました。
 
絵画を描くときに、
画家は絵の具をつくります。
その、絵の具にあたるようなものが、
演劇については
「身体と言語の関係性」なのではないかと
岡田さんは、おっしゃっていました。
 
・・・難しい話なんだけれど
それは、少しだけ想像ができる。
 
今回のWS前半の2日間では、
岡田さんのかんがえていらっしゃる
「身体と言語の関係性」から
どのように作品が立ち上がっているのかを
お話していただけるそうです。
 
・・・それは、ぜひ、きいてみたい。
でも、僕のOSが
パンクしてしまわないか心配です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
☆お話の内容(2)

 どんなテキストをつかうかという話

今回はベケットさんをやってみたいと思いました。
僕が、ベケットさんをやってみたい理由。
正直に言うと
不条理劇にあこがれています。
僕がお芝居を作っている倶知安では
不条理劇に触れることは、
後にも先にもなさそうです。
僕は、わがままなので
できないものにあこがれます。
 
もう一つの理由です。
別役実さんの「ベケットといじめ」を読みました。
おもしろい。
ベケットさんがおもしろいのか、
別役さんの読み解きがおもしろかったのか、
僕にはわかりませんが、
突然、ベケット作品に愛を感じてしまいました。
 
この本の中に出て来る
ベケットさんの
「行ったり来たり」という不条理劇に恋をしました。
 
岡田さんはこういいました。
「言葉はやっかいなものです」
はい、僕もそう思います。
「テキストの言葉一つ一つを
真剣に考えていかなければなりません。」
と、岡田さん。
「言葉一つ一つを真剣に考えられないなら、
テキストには、簡単に触れてはいけません」と
おっしゃられているようにも聞こえました。
(僕の勘違いなら、ご容赦下さい)
そう言われてしまうと、
背筋に冷や汗を感じてしまいます。
これは、やってはいけないことなのかな
と、一瞬だけ後悔しました。
 
しかし、僕はこのテキストに恋をしたので、
「ショウイングで形にならなくてもよいので、
とにかく、
役者さんとこのテキストにふれてみたいんです。」
と、正直に話してみました。
「セリフひとつで終わってしまってもいいので、
僕がこのテキストに触れた結果
なにが、立ち上がるのかを
みてみたいのです」
と、お話ししてみました。
 
「それであるなら、いいと思います」
と、岡田さん。
そして、そのことをショウイングをすることに対する
共通の理解とすることにしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
☆お話の内容(3) 

今後するべきこと

そういうことでしたので、
まず、ベケットの「行ったり来たり」を
どのように演出してみたいかを
まとめることにしました。
 
しかし、
それはあくまで、事前に描くプランなので、
現場でどんどんかわっていっても
よいのではないかと
そういう話にもなりました。
 
それから、
その演出プランは
役者の「身体と言語の関係性」の中に
しみこんでいけるならベストかもしれませんと
岡田さんがおっしゃっていました。
最初に書いたプランは
あくまでも仮説なので、
どの程度のニアピンになるかということは、
カンであったり、運である。
時間がかかっても、
ピンに近づいていければ
それでいいと思います。
という、岡田さんの言葉も
頭に残っています。
 
今回は上演ではなく、
あくまで、ショウイングなので、
ピンに近づけないおそれもあります。
グリーンにさえ乗らない可能性もあります。
僕のクラブがタマにあたらないことも
あるかもしれません。
まぁ、
それでもいいかと考えています。
今は、そう考えています。
その場合は、説明で補いたいと思います。

渡辺豪
posted by sapporo at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年/岡田ゼミ・レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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